【開催レポート】かなしみとともに生きる ~グリーフケアを身近に~(上映会&講演会)
2026年7月26日(日)
Sorairoでは、かなしみとともに生きる ~グリーフケアを身近に~を開催しました。
当日は開会30分前から府中では突然の集中豪雨となり、とても心配しましたが…
皆さん無事に到着されたようで、ひと安心でした。
会場全体がやさしさに包まれた、とてもあたたかな時間でした🍀*゜


映画『グリーフケアの時代に』
私たちは誰もが、生きていく中でさまざまな喪失を経験します。
大切な家族との死別だけではなく、病気や災害、仕事、住み慣れた場所、人間関係など、
「大切なものを失うこと」は、人生のさまざまな場面にあります。
映画『グリーフケアの時代に』では、
大切な人を亡くした方や、医療・福祉・地域などでグリーフケアに携わる方々の姿を通して、
「悲しみを抱えて生きること」、そして、そのそばにいる人にできることが描かれています。
約78分間、会場ではそれぞれの方が静かにスクリーンを見つめていました。
悲しみのあり方も、感じ方も、一人ひとり違います。
だからこそ、誰かの悲しみを決めつけるのではなく、
その人の想いに耳を傾けること。
映画を通して、あらためてその大切さを感じる時間となりました❀

本郷由美子さんの講演
上映後には「グリーフパートナー歩み」代表の本郷由美子さんにお話しいただきました。
本郷さんは、2001年の大阪教育大学附属池田小学校の事件で、当時小学2年生だった大切な娘さんを亡くされました。
その後、グリーフケアと出会い、ご自身の悲しみを抱えながら、長年にわたり、
同じように大切な人を亡くした方々に寄り添う活動を続けていらっしゃいます。
今年は、事件から25年という年でもあります。
本郷さんのお話を伺いながら感じたのは、
悲しみは「なくすもの」でも「忘れるもの」でもないということ。
大切な人を想う気持ちとともに、
その人なりの時間を生きていくこと。
そして、その歩みのそばに、誰かがいてくれること。
映画の中で描かれていたグリーフケアが、
本郷さんご自身の言葉を通して、さらに深く心に届く時間となりました。


*そして…サプライズゲストも*
この日は、映画『グリーフケアの時代に』を監督された
中村裕さんも、サプライズゲストとして会場にお越しくださいました!
映画を観た直後に、その作品をつくられた監督ご本人からお話を伺えるという、とても貴重な時間となりました。
中村さんはこの映画撮影を通して、ご自身のグリーフケアにもつながったとお話されていました。
中村さんが登場されたときの、会場の皆さまの驚いた表情も印象に残っています。


本郷さん、そして監督の中村さん。
お二人が同じ会場にいてくださったことで、映画と講演、そして参加された皆さまの想いがつながっていくような、あたたかな時間となりました。
*ご参加いただいた皆さまの声*
今回は、大切な人との別れを経験された当事者の方と、
医療・福祉・相談などの支援に携わる方が、それぞれ半数ほどご参加くださいました。
ご参加くださったお一人おひとりが、それぞれの経験や立場のなかで、さまざまな想いを抱えてこの日を迎えてくださったのだと思います。
映画を観ること、本郷さんのお話を聴くことを通して、それぞれの想いを胸に、
同じ時間をともに過ごせたことを、とても大切に感じています。
参加された方から、このようなご感想をいただきました。
※アンケートより一部抜粋(読みやすさのため、一部表記を整えています。)
「来てよかったと思いました。知識は人を豊かにするけれど、無知は一瞬で人を傷つける。引き続き学んでいこうと思えました。」
「自分の気持ちや人との関わり方の変化も、自然な変化なのだと思い、安堵しました。気持ちが癒えることはなくても、向き合い方を学ぶことができました。」
「人とつながることで、小さくても支え、支えられているのだなと思いました。まわりにもグリーフケアについて伝えていけたらと思います。」
『何かをしてあげること』ではなく
『悲しみを受け止め、聴くこと』の大切さを改めて感じた1日となりました。


今回、上映・講演会の実施においてサポートをしていただいた方へも感謝の気持ちでいっぱいです。
ご参加いただいた皆様、そして開催にあたりご協力をいただいた
たくさんの皆さんに感謝を込めて🍀
Sorairoでは、これからもグリーフについて学び
グリーフケアの輪が広がるよう活動を続けてまいります。

